性感染症

  • HOME>
  • 性感染症

性感染症とは

性感染症とは

性感染症(STI:Sexually Transmitted Infection)は、性行為を介して伝染する感染症の総称です。適切な治療を受けることで、多くの場合、治癒が可能ですが、早期の診断と治療が重要です。また、未治療の性感染症は他の健康問題を引き起こす可能性があります。

代表的な性感染症

淋菌感染症

病原体 淋菌
潜伏期間 男性では2日〜2週、女性では不明のことが多い
症状
  • 男性:尿道のかゆみや熱っぽさ、黄色い膿、排尿痛、ペニスの腫れなど
  • 女性:黄緑色の濃いおりものや膿など(※症状に気づきにくいことが多い)
検査 分泌物の顕微鏡検査、培養検査、核酸検査
治療 抗菌薬(有効な薬が少なくなっている)

性器クラミジア感染症

病原体 クラミジア・トラコマティス
潜伏期間 2週間前後、不明のことも多い
症状
  • 男性:排尿時の痛み、尿道のかゆみなど
  • 女性:軽い症状、無症状のことが多い
検査 尿や分泌物の核酸検査
治療 抗菌薬

梅毒

病原体 梅毒トレポネーマ
潜伏期間 1週間〜3ヶ月、不明のことも多い
症状 症状が出ないのが基本

  • 第1期:性器や口にただれや潰瘍、しこり、リンパ節の腫れなど
  • 第2期:皮膚の発疹や色々な臓器の症状
  • 第3期:心臓や血管、脳の障害など
検査 血液の抗体検査、分泌物の核酸検査
治療 抗菌薬

性器ヘルペス

病原体 単純ヘルペスウイルス
潜伏期間 3日(?)~7日(?)
症状 水疱、びらんなど
検査 抗原検出、核酸検査
治療 抗ヘルペスウイルス薬

尖圭コンジローマ

病原体 ヒトパピローマウイルス(HPV)
潜伏期間 3ヶ月(?)~6ヶ月(?)
症状 性器や肛門周辺の発疹
検査 核酸検査
治療 外用薬、凍結療法など

腟トリコモナス症

病原体 腟トリコモナス原虫
潜伏期間 不定
症状
  • 男性:自覚症状が少ない
  • 女性:おりものの増加、外陰・腟の刺激感やかゆみなど
検査 分泌物の顕微鏡観察、核酸検査
治療 抗原虫薬

ケジラミ症

病原体 ケジラミ
潜伏期間 かゆみが出るまで1ヶ月?
症状 寄生部位(主に陰股部)のかゆみ
検査 虫体や虫卵の確認
治療 医療用殺虫剤の外用

性器カンジダ症

病原体 カンジダ属の真菌
潜伏期間 不定
症状
  • 男性:亀頭のただれ、恥垢の増加
  • 女性:外陰部のかゆみ、おりものの増加など
検査 分泌物の顕微鏡観察
治療 抗真菌剤の外用

マイコプラズマ性尿道炎

病原体 マイコプラズマ・ジェニタリウム
潜伏期間 2週〜4週(?)
症状
  • 男性:尿道のかゆみ、排尿時の痛み、透明な分泌物など
  • 女性:自覚症状が少ないことが多い
検査 尿や分泌物の核酸検査
治療 抗菌薬(治るまで時間がかかることがある)

A型肝炎

病原体 A型肝炎ウイルス(HAV)
潜伏期間 2~6週間
症状 発熱、全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐、黄疸(皮膚や眼の白い部分が黄色くなる)、濃い色の尿、淡い色の便など。症状の重さは個人差があり、軽度から重度まで様々
検査 血液検査による抗体検査、肝機能検査。特にIgM型抗体が陽性であることがA型肝炎の診断に有用
治療 特異的な治療薬はなく、主に対症療法が行われる。予防にはA型肝炎ワクチンが有効

B型肝炎

病原体 B型肝炎ウイルス
潜伏期間 2週〜6週
症状 発熱や全身倦怠の後、黄疸(1~2%で劇症肝炎)。自覚症状がない場合もある
検査 血液中の抗原、抗体の検出、病原体の核酸検査
治療 抗ウイルス薬・インターフェロン。予防にはワクチンが有効。

C型肝炎

病原体 C型肝炎ウイルス
潜伏期間 1ヶ月~2ヶ月
症状 全身倦怠感、食欲不振、黄疸などが見られるが、症状は軽いことが多い
検査 血液中抗体の検出、病原体の核酸検査
治療 抗ウイルス薬

後天性免疫不全症候群(エイズ)

病原体 HIV
潜伏期間 平均10年程度
症状 感染初期の風邪様症状、無症候期、免疫不全の進行
検査 血液中の抗体、抗原、核酸検査
治療 抗HIV薬

電話番号

06-6809-7650

初診
WEB予約

再診・再初診
WEB予約

診療時間

受付時間
感染症内科(※) 14:00~19:30
性感染症皮膚科
皮膚科
14:00~19:30
※白阪医師の診察は月・火の18:00〜19:30  休診日:土・日・祝日