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HIV検査

検査の重要性

検査の重要性

早期にHIV感染を発見することで、適切な治療を迅速に開始でき、患者様の免疫機能の低下を防ぎます。

検査内容

血液検査
■ 抗原抗体検査(即日検査)

HIV感染の初期段階での検出が可能です。この検査では、血液中のHIV抗体と抗原を同時に検出します。即日で結果が得られる検査方法で、迅速な診断が可能です。結果は約30分で出ます。

■ 核酸増幅検査(NAT検査)

HIVの遺伝子を検出し、感染の有無を確認します。非常に早期に感染を検出することが可能です。

HIV検査の流れ

検査前の説明と同意

  • 説明:検査の目的、方法、結果の意味について患者様に説明します
  • 同意:患者様の同意を得てから検査を実施します。意識障害などで同意が困難な場合は、医師の判断で実施します

検体採取

  • 血液採取:通常、5ml程度の血液を採取します

スクリーニング検査

  • 実施:採取した血液を用いてスクリーニング検査を行います
  • 結果通知:陰性の場合はその場で結果を通知し、陽性の場合は確認検査を実施します

確認検査

  • 実施:スクリーニング検査で陽性となった場合、確認検査を行います
  • 結果通知:確認検査の結果を患者様に通知し、陽性の場合はHIV感染が確定します

検査結果の告知

  • 告知方法:検査結果はプライバシーに配慮した環境で、患者様に直接説明します
  • 内容:
    • 現在の状態(スクリーニング検査陽性=確認検査が必要、またはHIV感染確定)
    • HIV感染症には有効な治療法が存在し、長期生存が期待できること
    • 早期に専門家の診察を受けることが望ましいこと
    • 日常生活での感染リスクが低いこと
    • 電話相談窓口やカウンセリング体制の存在
    • 治療費用についての支援制度

検査のタイミングと再検査

ウインドウ期

HIV感染初期には検査で陰性となる時期があり、これをウインドウ期と呼びます。通常、感染から4週間後くらいから抗体が検出されるようになります。

再検査

初回検査で陰性だった場合でも、感染の可能性がある場合は2ヶ月以上経過してから再度検査を行うことが推奨されます。

性感染症検査

検査の重要性

検査の重要性

性感染症の早期発見により、早期治療の開始が可能となり、重症化を防ぎます。また、他の人への感染を防ぐためにも早期検査が重要です。

検査内容

おりものの検査

性感染症の有無を確認するために膣分泌物を検査します。クラミジア、淋病、トリコモナスなどの感染を特定します。

血液検査
■ 梅毒検査

梅毒の抗体を検出します。梅毒は血液検査により早期に発見可能です。また、即日検査キットを使用することで迅速に結果を得ることができます。

■ HIV検査

HIV感染の有無を確認します。抗体・抗原検査やNAT検査を行い、感染の有無を確定します。

喉の粘膜の検査

性感染症の病原体を検出します。クラミジアや淋病などが検出されることがあります。

尿検査

クラミジアや淋病などの検出に使用されます。尿道から分泌物を採取し、感染の有無を確認します。

直腸粘液検査

必要に応じて実施します。

性感染症検査の流れ

受付と問診

  • 受付:検査の目的や過去の病歴を確認します
  • 問診:具体的な症状やリスク行為について詳しく問診します

検体採取

  • 血液採取:血液を採取し、必要な検査を行います
  • 尿検査:尿サンプルを採取し、感染の有無を確認します
  • 分泌物採取:膣分泌物、咽頭スワブ、直腸スワブなど必要な検体を採取します

検査の実施

  • 検体の分析:採取した検体を分析し、性感染症の有無を確認します

検査結果の通知

  • 結果通知:結果は後日通知され(※梅毒検査を除く)、陽性の場合は治療を開始します

再検査の重要性

性感染症の検査で陰性の結果が出ても、それで安心はできません。感染初期の潜伏期にある場合、検査では偽陰性となることがあるからです。つまり検査で陰性と判定されても、実は感染している可能性があるのです。特に感染リスクの高い行為があってからあまり時間が経っていない場合は注意が必要です。

また感染していても無症状のまま経過し、症状が出るまでに時間がかかることもあります。パートナーが感染源である可能性も考慮し、一定期間を空けての再検査が推奨されています。

検査のタイミングや対象とする性感染症によっては、1回の検査結果が確定的とは限らないのです。検査で陰性だからと安心し、再検査を受けない方もいらっしゃいますが、それでは感染の拡大や重症化のリスクがあります。

たとえ1回目の検査が陰性でも、感染リスクのあった時期や症状の有無を考慮し、必要に応じて再検査を受けることが重要です。医師との相談のもと、適切な検査のタイミングを判断しましょう。

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